すべての企業は、最初は小さなスタートアップから始まります。
創業と経営には、経済的、社会的な大きな責任が伴います。しかし、多様な分野や国籍の人々と協力して一つの技術を創り上げる経験は、その責任をはるかに超える貴重な財産となるでしょう。私たちは、研究成果を社会で役立つ技術へと育て、広めていくために、新たなスタートアップを創業していきます。
クオンタムバイオシステムズ株式会社(QB社)

クオンタムバイオシステムズ株式会社(QB社)は、ナノテクノロジーを使ってDNAの情報を読み取る装置(DNAシークエンサー)を開発していたベンチャー企業です。2013年に設立されましたが、2023年に活動を終えました。大阪とアメリカのシリコンバレーに拠点を置き、研究開発を行っていました。
このスタートアップは、以下の書籍で紹介頂きました。
・STARTUP(スタートアップ) 起業家のリアル
・挑む! 科学を拓く28人
アイポア株式会社(Aipore社)

アイポア株式会社(Aipore社)は、ナノポアという微細な穴とAI(人工知能)を組み合わせた測定システムを開発していたベンチャー企業です。2018年に設立され、2025年に活動を終えました。
彼らが開発したシステムは、測定機器として製品化され、市場で販売されました。特に、このシステムを使って作られた新型コロナウイルスの検査装置は、1万件以上の実際の検体で性能が確かめられ、高校野球の春の甲子園でも検査に利用されました。